こんにちは。naoです。
タイヤバルブ放電ナットという製品が発売されています。この製品はタイヤの静電気を空中放電し、タイヤの転がりが良くする事により直進性やハンドリングの向上を謳っています。
メーカー(NGC-JAPAN)によれば、ギザギザによりタイヤから静電気を放電するようです。静電気が少ないほど路面との摩擦が安定し、『接地感』にも影響するという理屈です。(詳しい仕様やメーカー解説は 👉 NGC公式サイト をご覧ください。)
実際効果はどうなのでしょうか?購入サイトのレビューは「乗り心地がソフトになった」「ハンドリングが安定した」「体感的に向上した気がする」または「効果は感じられない」など、評価はまちまちですがガレ長も実はNorton_Commando961_Cafe_Racerに装着しています。
確かに、中高速域でのコーナリング時にトルク感が増した気がしました。ただ同時に、プラグコードやイリジュウムプラグ等も入れ替えていますので、どっちの効果?かはっきりしません。
公式に科学的な効果に関してはまだ検証不足なため、客観的な評価が必要だと考えます。
そこで今回は、放電ナットの効果を少しでも数値的に表せないか?と考え検証試験をしてみる事にしました。

目次
続きを読む: タイヤバルブ放電ナットの効果を検証してみました。結果は?!効果を数値化する検証方法は?
検証方法についていくつか考えてみました。一つは、百km程度の同じ道のりを放電ナット有無で走行し燃費計算してみる案。そしてもう一案は、坂道の滑走距離を計測する案です。
後者の方法として、静電気の発生源もいろいろあると考えますのでエンジンを掛けた状態でニュートラルのまま下りの坂道を滑走し、上り坂に切り替わり点から失速するまでの滑走距離を測定比較する方法です。
これにより、距離が延びれば静電気除去効果が有りと判断できるのではないか?と考えました。
前者は燃費計算するには、ある程度の走行距離が必要で、時間的な問題や公道の混み具合等による走行条件の差により誤差が生じると考え、今回は後者の方法で検証する事としました。
方法と検証用オートバイについて
放電ナットを装着しているNortonで検証したかったのですが、下り坂から上り坂となる道、さらにUターン時に一般車両の邪魔にならない場所として、身近な里山の林道を利用する事としました。
何度も測定するためには,Uターン回数も多く幅員が狭い林道での測定のため、体力的にも厳しくバイクの転倒リスクもあるため、今回はオフロード車のSWM_RS125R(現在は手放しています)を使う事にしました。
試験方法は、放電ナット未装着の状態で滑走一回目の滑走距離を基準(0m)として、走行の慣れによる測定誤差を少しでも抑えるため、ナット未装着時と装着時の走行を交互に行い、計7回滑走して滑走距離の数値を比較する事にしました。


試験開始
1回目の失速地点を0m基準点としてミニポールでマーキングします。
2回目以降の失速地点も同様にマーキングし基準点からの距離をメジャーで計測することにします。
基準点が決まりましたので早速、計測開始。
先ずは、2回目の滑走は未装着状態で開始します。
2回目トライで、いきなり+距離となり少し不安がよぎります。しかし3回目のナット装着で+3mの結果がでました。これはいけるか?!
そして、全7回滑走した後の感想は体感的に??な状態です。疲労感が漂っています。
はたして最終結果はどうでしょうか?結果は下記の表をどうぞ。
試験結果は?
| 測定回 | 滑走距離 |
| 1回目(ナット未装着) | 0m(基準距離) |
| 2回目( 同上 ) | +1m |
| 3回目(ナット装着) | +3m |
| 4回目(ナット未装着) | -3m |
| 5回目(ナット装着) | +0.5m |
| 6回目(ナット未装着) | -1m |
| 7回目(ナット装着) | -1m |
まとめ
上記表のとおり、各数値的には正直どうかな?的な結果になりました。そこで、各状態での計測結果の平均値をとってみます。
平均値としては下記表のとおり放電ナット未装着の平均値-1mに対して装着時は、+1m弱との結果になりました。
| 放電ナット未装着時の平均滑走距離 | -1m |
| 放電ナット装着時の平均滑走距離 | +0.83m |
坂道が少しカーブになっていましたので、ライン取りやスタート時の足を離すタイミング等により多少誤差が出た可能性も否定できません。
個人的には、今回の数値結果を踏まえて「効果有り」と判断したいと思います。
ただ、最終結論としましては、曖昧な結論となり申し訳ありませんが、どなたにとっても効果ありとは断言できないという事です。
と言いますのも、やはり実際の放電ナット装着による効果は、体感の出方に個人差がある若しくは、バイクの車種や状態によっても差が生じる可能性があるのではないかと考えます。
興味のある方は試してみるのも面白いと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。今後も、カスタムパーツやオートバイ用品など疑問が生じたものについては出来り限り、検証試験を行い数値化するなどしてレビューしていきたいと考えています。是非、次回もご覧いただければ幸いです。