【比較】バイク用脊髄プロテクターおすすめ3選|クシタニ・HYOD・ダイネーゼを徹底レビュー

こんにちはnaoです。

バイク用脊髄プロテクターの選び方や、クシタニ・HYOD・ダイネーゼ等のメーカの違いで迷っていませんか?

この記事では、実際に複数のバックプロテクター(脊髄パッド)を使用しているガレ長が、

・各メーカーの違いと特徴
・ジャケットとの互換性(装着できるか)
・サイズ感や装着感の違い

を実体験ベースで比較・解説します。

結論から言いますと、装着時の自然なフィット感と各メーカのジャケットへの収まり具合そしてコストパフォーマンスではクシタニが最も優れている印象です。

一方で、DAINESEやHYODもそれぞれ特徴があり、当然ながら純正ジャケットとの相性や標準装備状況等により重視するポイントで最適な選択は変わってきます。

以前の投稿では胸部プロテクターの比較を行いましたが、背中を守る脊髄プロテクターも同様に重要な装備です。

👉バイク事故に備える!命を守る最後の盾=胸部プロテクター4種を還暦ライダーが比較

脊髄プロテクターは、頭部・胸部に次いで重大なダメージにつながる背中を保護する重要な装備であり、骨折や脊髄損傷のリスク軽減に役立ちます。

胸部プロテクターはジャケット前部の面ファスナーで固定すること、また挟み込み着用が多いので、ジャケットとの互換性はあまり気にすることはなく、機能性で選ぶことができます。

しかしながら胸部プロテクターと違い、脊髄パッドはジャケット内部に挿入するタイプが多く、メーカーやサイズによっては装着できないケースもあります。

もちろん、ベルト固定式も多くありますが、今回はジャケット装着タイプにフォーカスして紹介したいと思います。

そこで今回は、クシタニ・HYOD・ダイネーゼの計3種類について、サイズ感・装着互換性・装着感・安全性の違いを詳しく検証してみました。

特に「装着時の違和感が気になる方」には参考になる内容だと思います。

目次

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今回比較する脊髄プロテクター

ダイネーゼ製バックプロテクター「H-P-C APACE G2(旧モデル)」の紹介です。
既に廃版になっています。

ダイネーゼ H-P-C APACE G2 脊髄プロテクター 外観
ダイネーゼ バックプロテクター G2 サイズタグと背面構造

結論として、サイズ感と装着時のフィットの自然さは非常に優秀な印象です。

今回使用しているダイネーゼの脊髄プロテクターは旧モデル(SPACE G.2)ですが、タグ表記から現行のG2サイズ規格と同等と考えられます。

サイズはおおよそ
長さ:約42cm、最大幅:約21cm、厚み:約1.5cm

ダイネーゼのバックプロテクターはG1・G2といったサイズ規格で分類されており、基本的には同サイズであればジャケットへの装着互換性がある設計だと思われます。

そのため本記事では、現行G2モデルと同等サイズとして「サイズ感・装着感」の参考になる比較として検証しています。

なお、ダイネーゼの公式ホームページによりますと「バックプロテクター用ポケットを備えたすべてのジャケットに組み合わせ可能。 レディースおよびメンズの44-48サイズはG1、メンズの50サイズ以上はG2を推奨します。」と記載があります。

しかし、私の持っているダイネーゼ製ジャケット3着のサイズ表記は、44~46サイズにになりますが、実際G2を違和感なく装着しています。G2の方がサイズが大きめと考えますと、保護面が増えて優位に思えます。

可動部分は、3カ所あり特に前傾姿勢を取った時の背中へのヒット感は良好です。
また緩衝材にはメッシュ孔も設けられていて、蒸れ防止にもなっています。

他メーカーとの違いやジャケット装着感についてバックは、後半の比較パートで詳しく解説します。

クシタニ製のバックプロテクターの現行品です。現在、ほぼ同形状の物が3種販売されており、今回紹介するのは、一番リーズナブルな価格のものです(それぞれ本体価格差は、¥1,200,¥2,000)。

クシタニ K-4363 バックプロテクター 外観
クシタニ CEプロテクター 背面構造 比較

上位モデルはAIR仕様になっており、通気性に優れています。

ポリエチレン素材を2枚合わせした様な構造です。縦・左右方向に窪みがあり、折れ曲がることでフィット感は良好です。

ただ、通気性は高くないようですので、夏場は蒸れやすい印象があります。

サイズ感としてはやや大きめで厚みもあり、他社製ジャケットによっては収まりに影響が出そうです。

サイズはおおよそ
長さ:約46cm、最大幅:約29cm、厚み:約2cm

上記右側画像は2枚同じ物の背中側ですが、多少バージョンが異なるようでブロックの中央に円状の窪みが出来ていました。多少フィット感に差があるようです。

私が過去購入したPROTECT VEST(プロテクターを装備できるベスト)や、CONTEND JACKET(コンテンドジャケット)に標準装備されていたもので、手持ちが二つになってしまいました。個人的には標準装備でなくて良いのでジャケット代価格を下げて欲しいところです。

一番リーズナブルな製品(本体¥3,000)ですが、CE規格品ですので安心して装着可能と思います。

結論として、コストパフォーマンスに優れたベーシックなバックプロテクターです。
ただサイズ感と通気性には注意が必要です。

なお、現行のPROTECT VESTやCONTEND JACKETには、上位のエアーCEプロテクターが標準装備されている模様です。

実際の装着感や他メーカーとの違いについては、後半の比較パートで詳しく解説します。

こちらは、初期のインナープロテクトシャツに装着されていたものです。
D30®バックボーンプロテクタの初期バージョンだと思われます。
表面には「BP3 M LEVEL1」と表記があり、CE規格(EN1621-2)のレベル1に対応したモデルです。

HYOD D3O バックプロテクター BP3 LEVEL1 外観
HYOD D3O プロテクター 裏面構造 ハードシェル

構造としては、柔軟性のあるD3O素材に加えて外側にハードシェルを組み合わせたタイプで、単体のD3O®よりもしっかりとした剛性を感じる作りになっています。

そのため触った印象はやや硬めですが、全体としては縦と左右方向の動きには柔軟に対応しており、衝撃吸収と保護性を両立した設計と考えられます。

なお、胸部、肩、肘部に装着されていたD30®は単体使用で非常に柔らか素材ですので同じプロテクトシャツ内に素材を分けて取付てあり、当時の設計思想を感じます。

結論として、保護性と柔軟性のバランスに優れたプロテクターです。単体D3Oと比較するとやや硬めに感じるのが特徴です。

サイズはおおよそ
長さ:約49cm、最大幅:約25cm、厚み:約1.5cm

サイズ的には、クシタニ製とほぼ同サイズになりますので、それぞれのジャケットへの着用は問題ないと思いますが、こちらも後半の比較パートで詳しく解説します。

なお、現行品とは多少形状が異なるようですが、公式のホームページには「2010年春夏モデル以降のST-X・ST-S・ST-Wジャケットのアップグレード用として推奨」と記載があり、私の購入したインナープロテクトシャツは2010以降に購入したものですので、現行品との差はないと考えます。

上記3種類のプロテクターをサイズ比較のため並べてみました。

3種類を並べて比較すると、サイズはHYODが最も大きく、次いでクシタニ、ダイネーゼ(G2)の順となります。ダイネーゼ(G2)は縦方向に最もコンパクトな形状であることが分かります。

このサイズ差により、各社ジャケットにはダイネーゼ(G2)は、ほぼ収納可能と思われます。しかしながら逆にコンパクトなゆえ、収納時に縦方向への位置が曖昧になる懸念があります。

クシタニとHYODのプロテクタは、相互にジャケットへの収容と収まりは良好そうです。

バックプロテクター3種のサイズ比較(左:ダイネーゼ / 中:HYOD / 右:クシタニ)

左から①DAINESE、②HYDO、③KUSHITANI

HYDO,KUSHITANI比べてダイネーゼの形状の違いが解ります。

下部先端を合わせてあります。

下から
①DAINESE ③HYDO ②KUSHITANI、

一番長いのはHYDO製。DAINESE製G.2サイズは下部の形状が異なることが解かります。G.1はさらに小型と推定します。

下端基準での立体形状比較(包み込み形状の違い)

下部先端を合わせてあります。

下から
③HYDO ②KUSHITANI ①DAINESE

KUSITANI製は若干、背中を包み込む形状がうかがえます。

保護面積の比較(HYODとKUSHITANIはほぼ同等サイズ)

下部先端を合わせてあります。

続いて下から

②KUSHITANI ①DAINESE ③HYDO

保護面積的にはKUSHITANIとHYDO製が同じか、若干HYDO製が大きいようです。 

各社ジャケットとの互換性を検証

今回、他社バックプロテクターの収容可否を検証するにあたって、ガレ長が所有している下記ジャケットと外部より装着状態が確認できるようにインナーを用いて検証します。

検証インナーの紹介

クシタニ プロテクトベスト バックプロテクター収納状態

KUSITANI製PROTECT VEST

下部ポケットに収容後、ナイロン布を閉じて面ファスナーで閉じます。

収容は容易です。

HYOD インナープロテクトシャツ プロテクター装着方法

HYDO製インナープロテクトシャツ

収容部に隙間より押し込みます。

プロテクタを左右上下に丸めて、収納する必要があり、コツがいります。

検証ジャケットの紹介

検証に使用したジャケット(HYOD )
検証に使用したジャケット( KUSHITANI)
検証に使用したジャケット(DAINESE)

20年程度愛用しているHYDO製革ジャケット(商品名不明)2010年以前モデルですので、現行モデルとはプロテクタのサイズ規格は異なります。

クシタニCONTEND JACKET。3,4年前モデルですが現行モデルとプロテクトサイズは同一です。

最後は、ダイネーゼ製のメッシュジャケット(商品名不明)。ことらは、15,6年前のモデルです。

旧型プロテクターと現行タイプの比較(保護性能の違い)

HYDO製ジャケットについての参考情報

左側が、当時標準装備されていた背部のプロテクターです。

DAINESE製とのサイズ比較の参考にしてください。

材質は非常に柔らかなウレタン樹脂のスポンジでほとんどプロテクトの役目は果たさないものでした。

現在は、DAINESE製と入れ替えて愛用しています。

検証結果

HYODプロテクターをKUSHITANIベストに装着(問題なく収納可能)

画像のとおりKUSITANI製PROTECT VESTにHYDO製は問題無く収容できます。特に違和感なく着用できます。

脱着は容易にできます。

クシタニプロテクター HYODジャケット 装着レビュー

こちらは、HYDO製インナープロテクトシャツにクシタニ製を装着した状態です。

脱着は、純正より柔軟性が高く、むしろ容易にできました。

ダイネーゼプロテクターの収納例(HYODでは装着不可)

KUSITANI製PROTECT VESTにダイネーゼ製も問題無く収容できます。こちらも上下方向に対しても特に違和感なく着用できます。

なお、HYDO製インナープロテクトシャツにダイネーゼ製を装着不可でした。

これは、サイズの問題ではなくダイネーゼ製は左右方向に柔軟性がなく、丸めることができないため、収容する隙間に入らないためです。

検証結果まとめ

各プロテクターの収納可否および装着性について、実際の検証結果を以下にまとめました。

まずは、インナーへの収納状況です。

インナーへの
収納可否状況
KUSITANI製
PROTECT VEST
HYDO製
インナープロテクトシャツ
備考
KUSITANI製
HYDO製
DAINESE製✕左右方向変形不可のため
収容口から挿入不可
ジャケットへの
収納可否状況
KUSITANI製
CONTEND
JACKET
HYDO製
革ジャケット
DAINESE製
メッシュジャケット
備考
KUSITANI製✕ポケット下部より
はみ出し
HYDO製✕ポケット下部より
はみ出し
DAINESE製△収容可だが
下部方向へ下がるため
上部保護部に空間発生
あり

なお、上記収容状況は個人の検証結果であり、お持ちのジャケットのサイズ等により異なる場合があります。不安な場合は、実際店舗でお持ちのジャケットへの装着を試されることをお勧めします。

脊髄プロテクター比較表

モデルサイズ
(参考値)
長さ
最大巾
厚み
特徴・装着感通気性
装着感
安心感
コスト
総合評価
備  考
①DAINESE
H-P-C APACE G.2(旧型)
約42cm
約21cm
約1.5cm
背面部は固い素材。
縦方向には可動部があり、
背面のヒット感を良好。
横方向には変形しないが、
あらかじめ局面に立体整形されている。
★★☆☆☆
★★★★☆
★★★★☆
★☆☆☆☆
★★★☆☆
三社の中では
一番高価。
純正ジャケット
には一番お薦め。
KUSITANI
K-4363 CE PROTECTOR
約15mm平坦で柔らかい素材。
CE規格LEVEL1対応。
旧型より小型サイズ。
★☆☆☆☆
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★★
通気性は良くないが、
夏場のジャケッ
トとの組み合わせ
(背部の排気)
で回避可。
ワンランク上の
製品から通気性は良くなっている。
③HYDO D30®
バックボーンプロテクタ(BP3 LEBEL1)
約11mm平坦で柔らかい素材。
インナープロテクトシャツで使用。
カバータイプもある。
CE規格LEVEL1対応。
★★☆☆☆
★★★★★
★★★★★
★★☆☆☆
★★★★☆
コストはDAINES
Eに次いで高価。
D30®のヒット
感は良好。
現行品の通気性
は良さそう。

総合評価

今回、実際に装着性と収納性の両面から検証を行いましたが、総合的なバランスを考えると、KUSHITANI製バックプロテクターが最も扱いやすく、おすすめできる結果となりました。

特に、サイズと柔軟性のバランスが良く、多くのジャケットに対応できる汎用性の高さが大きな強みだと思います。

一方で、HYOD製は保護範囲と柔軟性のバランスに優れ、フィット感を重視する方に適しています。

DAINESEはコンパクトで純正適合性に優れていますが、最近の他メーカーのジャケット収容型もバックプロテクターは大型化されている印象です。そのため収容は容易ですが縦・横方向の収容位置のズレ等には注意が必要です。

なお、今回インナープロテクターについても検証しましたが、いずれも最適化された専用品が標準装備されているため、無理に他メーカー製へ変更するメリットは少ないと感じました。

また、KUSHITANI製 PROTECT VESTは胸部プロテクターが別売りとなるため、導入時には追加装備が必要な点に注意が必要です。

バックプロテクターは安全装備であると同時に、「装着性」と「使い続けられる快適性」も重要な要素です。

本記事が、最適なプロテクター選びの参考になれば幸いです。

参考

こちらは、ガレ長がサーキット走行時に愛用していた、KUSHITANI製のレーシングバックプロテクターです。

硬質シェルを採用した、いわゆる“面ファスナー固定タイプ”のモデルになります。

一般的なインナープロテクターのサイズや形状の比較参考として掲載しています。


プロテクター選びで最も重要なのは「胸部と背中の両方を守ること」です。

胸部プロテクターについては別記事で詳しく比較していますので、あわせてチェックしてみてください。
👉バイク事故に備える!命を守る最後の盾=胸部プロテクター4種を還暦ライダーが比較

今回紹介した以外にも、実際に使用してきたプロテクターをまとめた一覧ページを作成しています。
気になる装備をまとめてチェックしたい方は、こちらも参考にしてみてください。

👉プロテクター一覧ページはこちら

また、今回検証したジャケット類も、こちらの一覧ページでメーカ毎にまとめています。
こちらも参考にしてただければ幸いです。

👉ジャケット一覧ページはこちら

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