Norton Commando 961オイル交換で学ぶ“焼きなまし”効果(後編)|ドライサンプ整備記録

こんにちは、naoです。

前編では、Norton Commando 961のオイル循環方式であるドライサンプ方式や、初期型の砂型エンジンについて触れました。
そして、いよいよオイル交換の整備記録に入るにあたって、サービスマニュアルを閲覧中に目に留まった“銅ワッシャーをトーチで炙る”という記述。
「これで本当にワッシャーが再利用できるの?」
「もしできるなら、特殊サイズのワッシャーだし、純正品も手に入らないし助かる…」
そんな疑問と希望が入り混じり、調べてみた結果、それが“銅の焼きなまし”であることが分かりました。

実際に焼きなまし作業を行い、その手順を前編でご紹介しました。(🔗Wikipedia「焼鈍」リンク)
もし前編をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ👇
👉 前編:Norton Commando 961オイル交換で学ぶ“焼きなまし”効果

それでは、後編を始めます!

目次

今回は、焼きなましを行った銅ワッシャーと新品ワッシャーを比較し、実際にその効果を検証した結果をお届けします。
使用したワッシャー(M26・外径32mm×厚み2mm)は、指定サイズ(M14・外径20.4mm×厚み1.22mm)よりも一回り大きいものです。
これは…実は誤発注でしたが、結果的に効果の違いが分かりやすくなりました(笑)

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還暦ライダーによるNorton Command 961 Cafe Racer故障と修理記録

こんにちは。naoです。

今回は nao_garage の看板娘、Norton Commando 961 Cafe Racer、愛称「ノータン」の体験整備記録をお届けします。なお、この記事はプロ整備士によるものではなく、あくまでアマチュア整備としての実体験レビューです。その点をご理解ください。

まずは、ノータンのパワーユニット概要(カタログ値)を紹介します。

  • エンジン形式:新型Norton 961cc 並列2気筒
    油圧プッシュロッド式バルブアクチュエーター、ドライサンプ、3ベアリングクランク、バランサーシャフト
  • 排気量:961cc
  • 冷却方式:空冷/油冷
  • バルブ作動方式:プッシュロッド油圧リフター式、1シリンダー2バルブ
  • 最大出力:80PS @ 7700RPM
  • 最大トルク:84Nm @ 6000RPM
  • クランク構成:270°クランク

このようにノータンは270°パラレルツインを採用し、
さらにカウンターバランサー(逆回転する重り)を組み込むことで振動を抑えた設計……のはずなのですが、実際にはかなりの振動があります。

過去の360°クランクと比べれば少ないと思いますが、残念ながらガレ長は360°クランク車に乗った経験がないので正確な比較はできません。

そんなノータンですが、やはり振動が原因と思われる金属破断などの故障が、過去数件ほど発生しました。
今回は今までの故障内容と修理方法を記録としてまとめます。

なお、ボルトの緩みは走行のたびに発生しており、毎回緩みチェックは必須です。
もちろん、ねじロック剤も多用しています。

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